法律相談事例|生活のトラブル

第12回 ペットに関するトラブル

アナ:
皆さんこんばんは、生活に密着した法律の問題を取り上げていく「悩み解決!あなたのための身近な法律相談所」。この番組の進行を務めます、イトナガナオミ です。そして、法律の問題をわかりやすく解説して下さるのは、新宿区高田馬場にある「みどり法務司法書士事務所」の認定司法書士、鳴海彦光さんです。先生、よろしくお願い致します。

鳴海先生:
こんばんは、よろしくお願い致します。

アナ:
では、今日も悩みの方を解決してまいりましょう。今日ご紹介するのは、ペットに関するトラブルです。飼い犬を散歩させていたAさん。いつも通り犬の首に鎖をつけて歩いていたのですが、突然犬が正面から歩いてきた男性に飛びかかろうとしたのです。Aさんは慌てて鎖ごと犬を引っ張りました。しかし男性は驚いて転倒し、足に擦り傷を負いました。その後男性から電話があり、治療費と破れてしまったズボンの代金、さらには犬を見ると恐怖心を覚えるようになったということで、慰謝料まで請求されました。Aさんは何どこまで請求に応じるべきか迷っています。ということですけれども。最近いろいろなペット同士の問題とか、散歩しているときにけんかしちゃったりというのはよく聞きますけど。

鳴海先生:
そうですね、よくありますよね。

アナ:
今回の事例のポイントを整理していきましょう。Aさんは犬の首に鎖をつけて散歩させていた。普段おとなしい犬が、突然通行人の男性に飛び掛ろうとした。通行人の男性は驚いて転倒し、足に怪我をしたが、犬と男性は接触していない。Aさんは男性から治療費と破れたズボンの代金、さらに犬を見ると恐怖心を覚えるようになったということで、慰謝料も請求されている。先生、今回の事例はどうご覧になりますでしょうか?

鳴海先生:
まず民法の規定がありましてね、動物が他人に加えた損害については飼い主が責任を負うというのが原則です。例外はですね、犬の種類とか性質によって違うんですけども、その犬を管理するについて「相当な注意」を払っていたということであれば、責任は負わないということになっていますね。

アナ:
その「相当な注意」というのは、どういうことになるんですか?

鳴海先生:
たとえば、鎖をつけて散歩をさせていたとか、他人に危害を加えないような相当な注意を払っていたかどうか、が、ポイントになります。

アナ:
今回の場合は、どうなるんでしょうかね?犬の首には鎖をつけていたということになりますけど。

鳴海先生:
鎖をつけていたんですけども、ここでのポイントはやはり通行人である男性に飛びかかろうとしたと。接触はしていないんですよね。それによって、その男性が驚いてけがをした、ということですね。そうするとそこではですね、原因と結果の因果関係があったかどうかがポイントになってくるんですね。

アナ:
これは、どうでしょう今回は?

鳴海先生:
基本的というか原則的に考えると、やはり驚いてけがをしたということですから、動物の管理、飼い主さんのですね、やはり責任は負わないといけないということでしょうね。

アナ:
接触はしていないけども。

鳴海先生:
難しい問題ですけどね。やはり相手がけがをしたということについては、因果関係があるということでしょうね。

アナ:
因果関係が成立してしまうわけですね。ということは、そういったけがの治療費なんかは払わなくてはいけない、と。

鳴海先生:
そうなりますよね。

アナ:
今回、犬を見ると恐怖心を覚えるようになったので、慰謝料を請求されていますよね?

鳴海先生:
この辺もかなり問題になるんですけども、その相手の男性の年齢や性格のこともあると思うんですけども、恐怖心を覚えて精神的な苦痛が生じたということであれば、法的には慰謝料を支払うということになると思いますね。

アナ:
Aさんは、「どこまで請求に応じるべきか迷っています」ということですけれども、やはりそこも。

鳴海先生:
その相手の男性の年齢だとかいろんな点を総合的に考えて、精神的な苦痛があったということであれば、慰謝料を請求される、ということになっておりますね。

アナ:
慰謝料というのは、だいたいどのくらいが妥当なんでしょうか?

鳴海先生:
本件のケースではですね、相手の男性の年齢とかにもよるんですけども、大体1〜2万くらいじゃないか、と思います。

アナ:
ということは、お見舞金みたいな感覚でしょうかね。

鳴海先生:
そうですね。

アナ:
慰謝料まで払わなきゃいけないということは、動物を飼っている方はかなりの注意が必要なんですね。

鳴海先生:
それはやっぱり、相当な注意を支払う必要が、当然ありますよね。

アナ:
今回は「男性」ということしか書いてないんですけれども、お年寄りとか小さな子供の場合というのは、また慰謝料の金額というのは?

鳴海先生:
それは変わってきますね。やはり小さいお子さんであれば、普通の成人の男性と違って恐怖心を覚えると。飛びかかろうとしたということですからね。それはやっぱり、精神的な苦痛は大きいと思いますね。

アナ:
だいたいその場合、妥当な金額というのは?

鳴海先生:
金額もケースバイケースなんですけどね、その場合でしたら10万円以下でしょう。5万円くらいかな? という感じはします。

アナ:
子供とかお年寄りとか、そういう方々の場合のほうが、ちょっと慰謝料が高くなると。

鳴海先生:
そうですね。普通の成人の男性よりは精神的な苦痛が生ずる、ということが考えられますからね。

アナ:
相手の気持ちも察した上で、解決を図っていかなきゃいけないと。

鳴海先生:
そうですね。本件のような場合には裁判うんぬんということではなくてね、やはりお互いに協議して頂いて、円満に解決した方がいいと思います。

アナ:
はい、わかりました。どうも先生、ありがとうございました。

鳴海先生:
ありがとうございました。

アナ:
鳴海先生がいらっしゃる「みどり法務司法書士事務所」では、電話やFAX、メールで相談を受け付けています。相談は無料ですので、お気軽にご相談下さい。連絡先は、電話:03−5155−3520、FAX:03−5155−3525、メール:sodan@midori-js.com。「悩み解決!あなたのための身近な法律相談所」みどり法務司法書士事務所の認定司法書士、鳴海彦光さんにお話を伺いました。先生来週も、よろしくお願い致します。

鳴海先生:
よろしくお願い致します。

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認定司法書士認定司法書士:鳴海彦光
鳴海 彦光
ナルミ ヒコミツ

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  登録番号:第1767号
■簡裁訴訟代理等関係業務認定会員
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